狭い部屋で暮らすときの基本は物を持たないことですが、そうは言っても衣類は必要ですし、生活に必要な物を一通り揃えるとそれなりの量になってしまいます。
部屋は狭くて、収納もほとんどない。そんな一人暮らしの悩みを解決するために、ここでは狭い部屋でもすっきりと快適に暮らすための収納術を紹介します。
壁はすべて収納スペースです
収納がないのならば収納スペースを作ればいいんです。アパートやマンションの部屋の壁はすべて収納スペースに活用できます。
厚みのない本棚
本が多い人は壁一面を本棚にしてみましょう。厚みのない本棚を壁に添わせて2,3個配置しましょう。ポイントは本棚の高さをそろえること。そして天井側に突っ張り棒を入れることです。地震があったときに大きな棚は凶器になりますので。地震で倒れてこないように補強してください。
突っ張り壁面収納
突っ張り棒を利用した壁面収納も、壁面を傷つけることなく利用できる収納スペースです。本棚よりも収納量は少なくなりますが、本以外の衣類やカバンなどを引っ掛けられるなど、自由度が高いの突っ張り壁面収納のメリットです。
万能カラーボックス
少し厚みが出てしまうのが難点ですが、サイズもデザインも豊富なカラーボックスは一人暮らしの収納アイテムの基本中の基本です。本棚にもなりますし、衣類も収納できます。
同じカラーボックスで揃えるとインテリアとしてもバッチリですので、壁面に必要なだけのカラーボックスをレイアウトしてしまいましょう。
シンク上下の空間を理たち的に使おう
収納スペースがなくて困っている人が意外とうまく活用できていないのが、シンク下の収納スペースです。空間としては大きな空間なのですが、床面に調理道具を置くだけで、その上に広大な空間ができていることがあります。
シンク下の空間は突っ張り棒や収納棚を駆使して、立体的に利用してください。これまでの倍以上の収納が可能になり、キッチン用品の収納が足りない問題が大幅に解消されます。
キッチンが狭い場合は、シンクの上の空間も上手に活用しましょう。ワイヤーネットと突っ張り棒を組み合わせるとキッチンでも壁面収納ができるようになります。よく使う調理器具をつるしておけば、調理をするときにも無駄な動きをしなくてすみます。
常温で保存できる調味料も、シンクの上の空間を利用して収納してください。シンクの上下を利用してもまだ足りない場合はちょっと調理器具を持ちすぎかもしれません。
あれもこれも便利そうだからと購入していませんか?使っていない調理器具は、本当に必要なのかの見直しをしてください。
ベッド下の空間は衣類の収納にピッタリ
収納スペースとして広大なスペースなのがベッドの下の空間です。平面だけで考えれば、部屋の中で一番大きなスペースかもしれません。とはいえベッドの下はそれほど高さがありませんので、コンパクトにしまえるものということで、衣類の収納スペースにしてしまいましょう。
厚みのない引き出しタイプの収納ボックスをベッド下に並べて、そこに衣類やタオルなどを収納してください。
ベッド下とはいえ、ちょっとでも見た目をこだわりたい人は、編みカゴで出来た収納ボックスを利用しましょう。便利なのは圧倒的にポロプロピレンの収納ボックスですが、おしゃれ感が大幅に下がってしまいますので、お客さんがよく来る部屋の場合は編みカゴ収納がおすすめです。
隙間を徹底活用
収納が少ないと思っても、洗濯機と壁の隙間、冷蔵庫と壁の隙間など、よく見たら部屋の中は隙間だらけということがあります。微妙な隙間ですと収納にならないと思うかもしれませんが、12cm程度の隙間があれば、収納ラックなどが配置可能です。
キッチンであれば10cmの隙間に入る米びつなども売られていますので、お米を置いておくスペースがなくて困っている人におすすめです。
隙間収納に使う棚やラックはキャスターが付いていると、とても使い勝手がよくなります。いくらすきま収納ができても、取り出しにくいと、そこに置かれたものは、忘れられた存在になりがちです。キャスターがついていれば隙間の奥でも簡単に取り出せるのでおすすめです。
小さな隙間も逃さずに利用することが、狭い部屋を大きく使うためのコツになります。
あらゆるものを箱に入れて収納する
狭い部屋が散らかっているとさらに狭さを感じることになります。部屋が散らかる原因は、物が帰る場所、本来あるべき場所が決まっていないため、出したら出しっぱなしになってしまうことにあります。
鞄も服も化粧道具も、アイテムの種類ごとに箱に収納するようにしてみましょう。物の帰る場所が決まっていれば部屋が荒れることも少なくなります。
箱を利用して収納すれば、物が増えすぎるのを防ぐことも可能です。最初に揃えた箱以上の持ち物を持たないようにすれば、一人暮らしでどんどん物が増えていくことがなくなります。
小物も含め、持ち物はすべて箱に収納するようにしてください。もし引っ越しすることになっても、ダンボールも必要なく、その箱を新居に移動させるだけで引越しが完了できるくらいを目指しましょう。
まとめ
部屋の狭さは引っ越しをする以外に変えられませんが、狭い部屋を広く使うのは工夫次第でいくらでも可能です。壁を利用した収納や、ちょっとした隙間を利用した収納ができないか、部屋を見渡してみましょう。
6畳の部屋でも平面でなく、立体に使うことで収納スペースはどんどん増やすことが可能です。収納が上手くなれば、これまで以上に部屋が居心地のいい空間に変わります。物を減らしつつも、隙間や空間を上手に活用した収納方法を身につけて、一人暮らしをもっと快適にしちゃいましょう。
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