一人暮らしの寒い冬を乗り切る重要アイテムのこたつ。こたつに入ってみかんを食べてダラダラして。これぞ正しい日本の冬の過ごし方です。そんなこたつも最近は大きく進化して、選ぶ楽しみも増えたのですが、反対に種類が多すぎて選び方がわからないという人も増えました。
ここでは一人暮らしの冬を、まったりと乗り切るためのこたつの上手な選び方を紹介します。
一人暮らしのこたつのデザインの選び方
こたつは正方形だと思っている人いませんか?最近のこたつの形はバリエーションが増えて、正方形のこたつのほうが少数派になりつつあります。まずはこたつのデザインと、それぞれの一人暮らしへの向き不向きがを紹介します。
正方形のこたつ
まずはこれまでこたつの定番だった正方形のこたつです。サイズはいくつか用意されていますが、基本的には4人で使うことを想定して作られています。一人で使うのにもいいですし、仲間を招いて、鍋などをするときもそれぞれの鍋までの距離が遠くなくて便利です。
4人以上集まるときの使い勝手の悪さが気になりますが、正方形は人が集まる可能性がある一人暮らしには最適なデザインになります。
丸型こたつ
ちゃぶ台スタイルのこたつです。これは完全に一人で使うことを想定して作られたこたつですので、一人暮らしにも最適なこたつになります。足は4本ありますので4人で使えないこともありませんが、テーブルサイズが大きくないため、仲間で使うにはあまり適していません。
仲間で使うために大きな丸型のこたつを選ぶという方法もありますが、丸型は場所をとるため、じゃまになります。丸型はコンパクトなものを2人までで使うシチュエーションの多い人向きのこたつになります。
楕円形のこたつ
丸が狭いなら楕円にすればいい。というわけで最近注目されているのが楕円形のこたつです。こちらは見た目重視のこたつになります。場所も取りますので、一人暮らしにはおすすめしにくいデザインのこたつです。
楕円形のこたつは大きなリビングのあるファミリー向けのこたつになりますので、よほどデザインが気に入ったのでなければ、一人暮らしでは積極的に選ばないほうがいいこたつになります。
長方形型のこたつ
長方形型のこたつもファミリー向けのこたつになります。天板がかなり大きくなってしまうため、8畳以上の広い部屋が欲しいところです。友だちがひんぱんに大勢集まるわけでなければ、正方形のほうが部屋を広く使えて快適です。
こたつは大きくなると天板がどんどん物置化されてしまいます。そういう意味でも天板の面積が広い長方形のこたつは、一人暮らしには不向きなデザインになります。
大は小を兼ねない一人暮らしのこたつサイズ
一人暮らしに最適なこたつはコンパクトなこたつです。とはいえどれくらいのサイズがコンパクトなのかわかりにいですよね。
正方形:60×60、65×65、75×75、80×80
長方形:90×60、105×75、120×80、135×85
丸型:60、75、80、90、100、105
楕円形:90×60、105×75、120×60、120×80
6畳の部屋で使うこたつの理想サイズは75cm以下になります。それ以上のサイズのこたつがある場合は部屋に圧迫感を与えます。
6畳の部屋なら長方形ですので、こたつも長方形でいいじゃないかと思うかもしれませんが、確かに90×60のこたつなら使い勝手が良さそうです。ただし、部屋にベッドがないことが条件になります。
部屋にベッドがあるなら、その部屋は実質正方形、4畳半サイズ以下になるはずです。そうなると65×65サイズ以下のこたつがおすすめですが、あとはどれくらいの数と頻度の来客を想定しているかで変わります。ただ、4人で鍋を囲むくらいなら65サイズでも問題ありません。
一人暮らしのこたつはフラットヒーターを選ぶ
一人暮らしのこたつに必要な機能。それはフラットヒーターです。フラットヒーターはヒーター部に出っ張りのないこたつで、足を入れてもヒーターに当たらないというメリットがありました。
フラットヒーターのこたつは普通のテーブルのように使用できますので、冬以外はこたつ布団をはずして普通のテーブルのように使うことができるため、オフシーズンのこたつの保管を考えなくてよい、とても合理的なこたつになります。
一人暮らしの部屋には十分な収納スペースは期待できませんので、こたつとして使わないときにテーブルとして使うことのできるフラットヒーターのこたつは必須になります。
多少値段が高くても、こたつとテーブルを2台買うよりは安くなりますので、これからこたつを買う人はフラットヒーターのこたつを選ぶようにしましょう。
まとめ
こたつは快適すぎるとそこから抜け出せなくなるという、なんともおそろしいアイテムですが、それでもやはり日本の冬といえばこたつです。寒い外から帰ってきてこたつに入るとほっとしますよね。
一人暮らしでこたつを選ぶ際の基本は、可能な限りコンパクトにすること。その上で来客の人数や頻度を想定して、ちょっと大きめを選ぶなどの調整をしてください。75サイズよりも小さいサイズを一つの目安にすると、6畳程度の狭い部屋でも圧迫感を最小限に抑えることができます。
また、シーズンオフは普通のテーブルとして使うために、価格が高めでもフラットヒーターのこたつを選ぶようにしましょう。
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