引っ越し後の隣人への挨拶をどうしたらいいのか、悩む人もたくさんいるようです。最近では「引っ越しの挨拶なんて必要ない」と割り切っている人もいるようですが、そんなことはありません。省略せず、ちゃんと挨拶に行きましょう。
引っ越しの挨拶をきちんとすることで、隣人ともいい関係を築けるのです。
引っ越し挨拶をしない人も増えている
隣人への引っ越し挨拶は、昔は「やって当たり前」というイメージがありました。しかし今では「引っ越しの挨拶なんてしない、やらない」と断言している人も少なくありません。「挨拶をするのが気恥ずかしい」「引っ越しの手土産として粗品を用意するお金がない」「そんな時間がない、面倒くさい」など、しない理由はさまざまです。
私も、最初の引っ越しでは挨拶に行くのが恥ずかしく感じていました。でも、実際に引っ越しのご挨拶に伺ってからは「恥ずかしがる必要なんてなかった」と改めて感じました。
たしかに、引っ越し挨拶はしなくても不都合はないでしょう。隣人の顔を知らなくたって、トラブルに巻き込まれることはありません。ですが、経験者からすると引っ越しの挨拶はしておくべき。その理由はどこにあるのでしょうか?
挨拶をしておけば、気持ちよく生活しやすくなる
引っ越しの挨拶をすることで、隣にどんな人が住んでいるのかがわかります。隣に住んでいる人の年齢や性別、どんな印象なのかを知ることができるでしょう。
一人暮らしでは何が起こるかわかりません。突然トラブルに巻き込まれることもあるのです。「空き巣に入られた」「急病になってしまい、救急車を呼ばなければいけなくなった」という時に、隣人を頼らなければいけない時も出てくるかもしれません。そんな時、先にお隣さんに挨拶をしておけばお互いに気持ちよく助け合えます。
「仕事で毎日遅くなり、その帰宅音が耳障りに思われるかもしれない」「ペットを飼っているから、その鳴き声や足音が気になると思われるかもしれない」など、相手に迷惑をかけてしまうかもしれない要素がある人は、余計に挨拶しておくべきでしょう。そうすることで、相手もあなたのことをより深く理解することができます。
つまり、同じ建物で快適に暮らすために、引っ越しの挨拶が必要なのです。
引っ越しの挨拶はこうすればいい!簡単すぎるその流れとは
引っ越しの挨拶の仕方は、とても簡単です。相手のいそうな時間帯を見計らって、挨拶しに行きましょう。もちろん、早朝や深夜は避けるべきです。
まずは、インターホンを鳴らしましょう。この時に、カメラ付きのインターホンだとあなたの表情や仕草が丸見えになってしまっている可能性があります。ふざけたり、あくびをしたりせずに背筋を正して待ちましょう。
なお、服装はあまりラフ過ぎないほうがいいでしょう。部屋着やジャージなどは、初対面には避けたほうがいいかもしれません。女性はヘアメイクもそれなりに手を抜かないようにして、明るく清潔感がある人だと思ってもらえるように心がけましょう。
相手がインターホンに出たら、「今度隣に引っ越してきた○○と申します。引っ越しの挨拶に参りました」といい、扉を開けてもらって手土産を渡しましょう。その後はすぐに帰宅すれば、それで終わりです。
なかなか会う機会がないならば、メモと手土産をポストに入れておいてもいいかもしれません。私の知人のなかには、入浴剤とカードをポストに入れておいたという人もいます。
引っ越しの手土産は、リーズナブルな値段のものでOK!
引っ越しの手土産は、もらう人を選ばないような無難なものがおすすめです。予算は500円から1000円程度で構いません。「そんなに安くていいの?」「失礼じゃない?」と不安になる人もいるかもしれませんが、これくらいでいいのです。値段が高すぎるものをあげると「こんなものをもらっていいのかしら」なんて相手を驚かせてしまいます。あまりに高額な商品は逆に気を遣わせてしまうので、やめたほうがいいでしょう。
また、個性的なデザインのアイテムも相手を困らせてしまいがちです。これも避けましょう。
おすすめの手土産は日用品やお菓子など、後に残らないもの
おすすめはお菓子や日用品、入浴剤の詰め合わせなどです。男性でも女性でも使えるデザインのもの、好き嫌いが分かれにくいお菓子を選びましょう。ちなみに私はお隣さんへの手土産として、泡タイプのハンドソープをお渡ししました。
また、私の友人はかわいい柄がプリントされているトイレットペーパーを詰め合わせ、ラッピングして引っ越しのプレゼントにしていました。引っ越しの手土産は、後に残らないもの、普段の生活で消費しやすいもののほうが無難です。
タオルや洗剤、生菓子は避けよう
引っ越し祝いの定番手土産とされるタオルや洗剤はあまり喜ばれないこともあります。触り心地や素材、色が好みでないタオルはもらっても使いにくいですし、洗剤や柔軟剤にも好みがありますので、手土産には不向きです。
お菓子でも、シュークリームやケーキなどの生菓子やコンビニスイーツなどは手土産向きではありません。クッキーやマドレーヌ、フィナンシェのような焼き菓子やチョコレート、もしくは紅茶やスティックコーヒーなど、消費期限が長めのものを選ぶのがコツです。
まとめ
田舎から出てきて一人暮らしをする方は、地元のお菓子を配るのもいいでしょう。「口に合わないかも」なんて恥ずかしがらずに、手土産として活用してみて下さい。
ちゃんと挨拶することで、隣人ともいい関係が築けることでしょう。照れずに挨拶に行ってみて下さい!
コメントを残す