一人暮らしの食生活は好きなものを好きなだけ食べてしまうことが多く、実家暮らしのときよりも太ってしまったという人いるのではないでしょうか。ダイエットはいくつか試してみたけど、どれもこれも上手くいかなかった。そんな人のためのダイエット成功のためのポイントを紹介します。
実家に帰ったときに「太った?」なんて親に言われないためにも、今度こそしっかりダイエットを成功させましょう。
なぜ一人暮らしは太るのか
ダイエットを成功させるポイントを紹介する前に、まずはなぜ一人暮らしが太りやすいのかについて説明します。ダイエットを成功させるには、生活の根本を見なおす必要がありますので、面倒でもここから始めましょう。
食生活の乱れが太る原因
一人暮らしの食事は、自炊であっても外食であっても、嫌いなものを一切食べない生活になります。栄養バランスの問題はあるものの、このこと自体はダイエットに関してそれほど問題ではありません。
問題は好きなものばかり食べてしまうため、食事が楽しくなり、ついついたくさん食べてしまうことにあります。とくに自炊の場合は、買ってきた食材をすべて使いきろうとするため、どうしても1回の食事の量が多くなってしまいます。
また、インスタント食品を食べる機会が多いのも、体重増加の原因のひとつになります。カップラーメンは太る食事の代表選手で、栄養価も低いのにカロリーと塩分が高めで、脂質も多くなります。
カップヌードル1個で364kcalもあります。コンビニのおにぎり2個分のカロリーになりますが、思いのほかお腹にたまらないので、すぐに他のものを食べたくなって、カロリーオーバーになってしまいます。
日々の生活のストレスが太る原因
実家暮らしに比べて自由度も高いため、一人暮らしはノーストレスだと思われがちですが、実際は一人暮らしのほうがストレスが溜まりやすくなります。
会社や大学で嫌なことがあったとき、実家であれば親に話をすることでストレスの発散ができるのですが、一人暮らしはストレスのはけ口がありません。
そんな状態でダイエットをすると、ダイエットがさらにストレスの原因になります。ストレスが溜まった状態では満腹中枢が正常な判断ができなくなり、いつも以上に食べてしまいます。
一人暮らしのダイエットを成功させるには、このストレスがひとつのキーワードになりますので、覚えておきましょう。
睡眠不足などの不規則な生活が太る原因
人間はしっかり寝ることができると300kcal消費できます。ところが寝不足になると100kcal以下にまで睡眠時の消費カロリーが減ってしまいます。
一人暮らしは忙しく、しかも夜更かしをしていても誰も注意をしてくれません。朝は仕事や学校があるので、決まった時間には起きなくてはいけないため、睡眠時間は短くなりやすいですよね。
しっかりとした睡眠と寝不足とでは、1日でたった200kcal程度しか消費カロリーは変わりませんが、1ヶ月で6000kcalですので、脂肪換算すると1ヶ月で500g以上の差になります。それを1年続けると・・・。
たかが睡眠と思っているかもしれませんが、実は睡眠不足がダイエットの邪魔をしている可能性もあるということを覚えておきましょう。
ダイエットを始める前に生活の改善を行う
テレビ番組などでダイエット方法を知るとすぐに実践したくなりますが、ちょっと待って下さい。これまで何度もその流れで失敗しているはずです。
まず初めにすることは、生活の改善です。カロリーを考えた食事にすること、ストレスの少ない環境を整えること、そしてしっかりとした睡眠を確保すること。これがベースにあって初めてダイエットは成功します。
食生活の改善
インスタント食品やジャンクフードはできるだけ避けて、自然な形に近いものを食べてください。自炊の場合は日本食中心のメニューに変えてみましょう。それだけで摂取カロリーは大幅に減らすことができます。
ストレスの改善
ストレスの解消は部屋に花を飾ったりして、部屋を心地よい空間に変えてみましょう。カフェのような落ち着く雰囲気に模様替えをして、好きな音楽をかけるのもいいでしょう。自宅の部屋を「帰りたい場所にする」ことが重要です。
睡眠の改善
そして睡眠ですが、これはも「12時になったら寝る」というように自分でルールを決めることです。睡眠時間を6時間から7時間半は確保するようにしてください。睡眠不足は肌にも悪い影響を与えます。
ダイエット方法はなんでも大丈夫
生活の改善を行えば、あとはどんなダイエット方法を選んでも基本的には成功します。ただし、何か一つのものばかり摂取したり、食べなくなるようなダイエット方法はおすすめしません。
古今東西、そのダイエット方法が続いた試しがありません。一時的に偏った食事にするのはかまいませんが、極端になるとダイエットを続けていくことが難しくなります。
理想はやはりコツコツ運動を続けていくことです。睡眠時間を確保できるようになったら、朝30分のランニングができるようになれば、体重は黙っていても減っていきます。すぐに結果が出ないため、ダイエットのためではなく、健康のためだと思ってランニングを習慣づけてみましょう。
まとめ
毎年のように新しいダイエット方法が生まれては消えていますが、どれも長続きしないのはダイエット法が悪いのではなく、ダイエットを続けられる環境が整っていないことが最大の理由です。
まずは、自分の生活を見直して、規則正しい生活に変えていきましょう。そこが整えばあとはダイエットは思った以上に簡単にできます。すぐに結果を求めずに、半年や1年くらいの時間をかけて、ゆっくりと体重を落としていきましょう。
次に実家に帰るときには「きれいになった」と言ってもらえるように、コツコツ改善を続けましょう。
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