自分の食費は他の人と比べて多すぎていないかな。そう思ったら他の人の食費が気になりますよね。一人暮らしをしている人の食費の平均は一体どれぐらいなのでしょう。
そしてもうひとつ気になるのは、みんなの食費の節約術です。自分の食費を少しでも抑えるためにも、他の人の節約術から学びたいですよね。
ここでは一人暮らしの食費の平均と、簡単に真似することができる食費の節約術について紹介します。
一人暮らしの食費の平均
社会人の一人暮らしの食費は政府が毎年統計をとっています。平成27年度の報告をみてみましょう。
社会人・男性:49,515円(外食21,196円)
社会人・女性:39,338円(外食14,065円)
学生の食費の平均は全国大学生活協同組合連合会が調査を行っています。こちらは男女一緒ですが、下記のようになります。
学生:24,760円
どうでしょう?自分の食費と比べて多いでしょうか?それとも少ないでしょうか。あくまでも平均ですので、自炊をしている人はもっと少なくなり、外食が多い人ほど食費が高くなります。
学生よりも社会人のほうが高くなるのは、料理をしている時間がないからかもしれません。ただ、この学生と社会人の差に食費の節約術のヒントが隠されています。
社会人よりもたくさん食べそうな学生の食費が、社会人と比べても半額近くになっています。学生時代の食生活を思い出せば食費の節約はそれほど難しくなさそうですよね。
もちろん学生さんでも平均以上になっている人は、平均以下の人から学べることがたくさんあります。
節約術1.食事は自炊を基本とする
食費を減らす最も手っ取り早い方法は自炊です。学生の平均食費である24,760円は1日あたり825円の食費になります。1食で考えると275円です。
とてもじゃないですが、外食が可能な金額ではありませんよね。学生並みの食費に戻すには、食事を基本的に自炊に変えましょう。
でも自炊って大変だし、そんな時間はないと思うかもしれません。でも、できるところから始めればいいのです。ごはんを炊くぐらいは炊飯器があれば誰にでもできますよね。1度に3合ぐらいを炊いて、1食分に小分けにして冷凍しておけば、炊飯の回数も減らすことができます。
おかずはスーパーなどでお惣菜を買ってくることから始めましょう。自宅での食事に慣れてきたら、週末におかずの作り置きをしてみましょう。お惣菜を買う回数を徐々に減らしていくことで、食費をゆっくりとスリムにすることができます。
節約術2.食費を決めて、買い物は週1回のまとめ買い
外食やお惣菜を断ち、自炊ができるようになったら、1ヶ月の食費を決めてしまいましょう。仮に3万円だとして1日1000円になりますので、1週間なら7000円と言いたいところですが、お米や調味料が必要なときに予定外の出費になりますので、5000円〜6000円程度に抑えておきましょう。
この5000円〜6000円を持って、休日に買い物を済ませてしまいましょう。1週間分の食材を買っておくのです。食費を上手に節約している人は何度も買い物に行かない生活をしています。
1週間で必要になりそうな食材を休日に購入し、休日のうちに作り置きのおかずにしてしまいましょう。料理に慣れてくると1週間の買い物が4000円程度にまで減らすことも可能です。
節約術3.野菜や果物の旬を意識して購入する
日本では1年中キャベツが買え、1年中大根も買えます。若い人の中には「旬」という言葉を知らない人がいるかもしれません。1年中どんな野菜でも果物でも手に入れることができることは素晴らしいことですが、本来の旬でない野菜や果物は割高になります。
スーパーで野菜を購入するときはいつも旬のものを選ぶようにしましょう。
きゅうりやトマトは夏の野菜、ネギやほうれん草は冬の野菜です。最初は覚えきれないかもしれませんが、スーパーの野菜・果物売り場の一番目立つ場所で特売している野菜や果物が、旬の野菜や果物だと覚えておけば間違いありません。
節約術4.有名メーカーにこだわらずPBを活用する
「マヨネーズはキューピーに限る」そんなこだわりはできるだけ減らしましょう。最近は質の高いPB(プライベートブランド)の食材が増えています。物によってはメーカーと同じものをPBとして販売していることもあります。
調味料はとくにPBを積極的に利用してみましょう。PBなら有名メーカーのものと遜色のない商品を3割以上安い価格で購入することができます。いまは大手スーパーであればどこでもPBを扱っています。食費を節約するときはPBを上手に活用してください。
ただし、PBでも高級路線の商品は割高になることもありますので、購入時には気をつけてください。必ず有名メーカーの商品と比較して購入するようにしましょう。
節約術5.ドラックストアで買い物をする
食費の節約術として賢い主婦が使っているのがドラッグストアです。最近のドラッグストアは卵や納豆、ソーセージ、豆腐など基本となる食材が揃っています。食パンを100円以下で購入できるドラッグストアもあります。
「激安食材はドラッグストアにあり」が常識となりつつあります。どこのドラッグストアでも取り扱っているわけではありませんので、まずは近所のドラッグストアで食材を販売しているかチェックしてみましょう。
もし近所のドラッグストアで普段使いできる食材があった場合は、週末のまとめ買い時に利用するようにしてください。
ただし賞味期限の短いものが多くなりますので、購入時は賞味期限の確認だけは忘れないようにしておきましょう。
まとめ
社会人の食費が高くなるのは、外食やコンビニ弁当に頼りすぎているためです。時間がないのはわかりますが、食費を抑えるための基本は自炊です。自炊せずに食費を抑えるのはとてもむずかしくなりますので、まずは朝ごはんだけでに自炊するようにしてみましょう。
最終的にはお昼のお弁当まで作れるようになればベストです。自炊をベースに食材を安く購入するコツなどを駆使して、無理なく食費削減を目指しましょう。
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