日本でシェアハウスの認知度が高くなったのは、フジテレビのバラエティ番組「テラスハウス」以降ですが、それまでにも国内・海外のシェアハウスを舞台にしたドラマや映画があり、「テラスハウス」以前から、一部の人たちの間でシェアハウスが注目されていました。
ここではそんなシェアハウス・ルームシェアが舞台のオススメのドラマや映画作品を紹介します。
シェアハウスの恋人
2013年に日本テレビ系で放送された、水川あさみさん、大泉洋さん、谷原章介さんの3人が繰り広げるラブコメディーが「シェアハウスの恋人」です。
恋人のいない30歳のOL、津山汐(水川あさみ)が転勤をきっかけに、新しい自分を見つけるためにシェアハウス暮らしを始めます。そこで出会った気さくなスーパー店員の川木辰平(大泉洋)と何もかも捨てて自殺を試みた櫻井雪哉(谷原章介)。
三人の出会いは、いつしか面白おかしい三角関係となり、笑いと涙のあるラブコメディーとしてストーリーが進んでいきます。
シンプルだけど愛が溢れている。そんな印象が残るテレビドラマです。シェアハウスをするなら、こんな人間関係を築けたらな。そう思える作品です。
シェアハウス
2011年に公開された喜多一郎さん監督のシェアハウスを舞台にした映画が、その名もずばり「シェアハウス」です。
4人の女性が新しい人生を歩むために選んだのが、ひとつ屋根の下で暮らすシェアハウスでした。湘南の海の近くでひょんなことから始まる世代の違う4人の女性の共同生活。それぞれが心に傷を負い、再生を目指す人間ドラマです。
主演は吉行和子さんで、浅田美代子さん、木野花さん、佐伯めぐみさんという個性の強い女優さんたちが、素敵な世界観を演出します。
他人同士がともに暮らすことで、共同生活の中だからこそできる自分の見つけ方がある。そしてシェアハウスで暮らす人たちが一つの家族になることができるかもしれない。「シェアハウス」はそんなシェアハウスの新しい可能性を感じることができる作品です。
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
2014年にニュージーランドで制作されたシェアハウスを舞台にしたコメディ映画です。シェアハウスなのですが、そこで暮らすのは人間ではなくヴァンパイアたち。
ヴァンパイアなのに人間と同じようにシェアハウスのでルールがあり、そのルール作りは人間のシェアハウスのルール作りそのもの。それをヴァンパイアが行うことで、毒のないポジティブな笑いへと昇華させているところがシェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア見どころのひとつです。
シェアハウスでよくあるトラブルや、失敗などがふんだんに詰め込まれていますので、シェアハウス経験者も、これからシェアハウスで暮らそうと考えている人も楽しめるストーリーに仕上がっています。
シェアハウスでシェアメイトと一緒に大きなスクリーンで、大笑いしながら観るのがオススメです。翌日から、シェアメイトたちとの関係がスムーズになること間違いなしです。
テラスハウス クロージング・ドア
2012年から2014年まで放送された大人気恋愛リアリティ番組「テラスハウス」が映画として帰ってきたました。その映画化に関してはインターネットを中心に賛否の声が広がりましたが、結果としては「シェアハウスに恋愛を求める若者」をさらに生み出すこととなった、いい意味で罪深き映画です。
テレビ番組のテラスハウスが好きだった人はもちろんのこと、この映画だけを見ても「シェアハウスっていいかも」と思ってしまうような青春の日々が「テラスハウス クロージング・ドア」にはぎっしり詰まっています。
テレビ番組「テラスハウス」で番組の最初から最後まで暮らし続けた唯一のメンバーでもある菅谷哲也さんが、テラスハウスを卒業するまでの時間を記録し続けただけの映画。
すでにシェアハウスで暮らしている人たちにとっても、シェアハウスでの恋愛とはどうあるべきか、シェアハウスでの人間関係とはどうあるべきか。様々なことを考えさせられる映画でもあります。
スパニッシュ・アパートメント
フランス人の若者がバルセロナのアパートメントで、ヨーロッパ各国から同じように集まった若者と一緒に暮らす青春映画が「スパニッシュ・アパートメント」です。
違う国の若者が7人ひとつ屋根の下で暮らすことで生まれる摩擦やトラブル。それでもお互いを認リスペクトし、すり合わせをしながら成長をしていく姿は、シェアハウスのひとつのあるべき姿を私たちに教えてくれます。
シェアハウスで暮らすことは時に難題にぶつかることもあるけれど、それを乗り越えていくことで成長することができる。スパニッシュ・アパートメントは、シェアハウスは共同生活の場でありながらも成長の場でもあるのだということを実感できる最高にオススメの映画です。
ルームシェアの女
ルームシェアの女は2005年にNHK総合テレビの「よるドラシリーズ」として放送された、1放送15分のテレビドラマです。お笑いコンビ、オセロの中島知子さんが宇佐美うさ子の役で主演で、ルームシェアのパートナーとして佐々木蔵之介さんが杉田修平の役で出演しています。
見ず知らずの男女がひとつ屋根の下で暮らし始め、そこから別れた夫がルームシェアに加わったりとドタバタの続くコメディドラマです。
登場人物それぞれの想いがあり、ルームシェアで一緒に暮らすことで、それぞれの想いが複雑に絡みあいながらも、懸命に前に進む姿が印象的な作品です。
Drawing Days
60歳と19歳のルームシェア。それを演じるのは小関裕太さんと根岸季衣さんです。小関さんは絵を描くことが好きな浦瀬夏生、根岸さんは絵を描き続けた夫に先立たれた倉持佳乃を演じています。
年の離れた男女がひとつ屋根の下で暮らすという奇妙な関係は、2人暮らしのルールを決めともに暮らし始めるます。ルームシェア暮らしの中で「絵を描く」ことを中心にストーリーが進んでいくのでいきます。
歳の差シェアメイトだからこそお互いに心を開いていける。ルームシェアをするなら、シェアメイトとこんなこんな関係を築いていきたいなと思わせせてくれる作品です。
好きな人がいること
2016年7月から放送開始のフジテレビのドラマ「好きな人がいること」は、ケーキ作りが人生の全てというパティシエの櫻井美咲(桐谷美玲)と3人のイケメン兄弟がシェアハウスすることで始まるロマンチックなラブコメディーです。
3人のイケメン兄弟は高校時代の初恋で憧れの人・柴崎千秋(三浦翔平)、その弟の柴崎夏向(山﨑賢人)と柴崎冬真(野村周平)。個性の強い3人と恋愛ベタな美咲とがひとつ屋根の下で過ごす夏の日々。
2016年の夏が終わるころには「シェアハウスっていいかも」なんて言っている、恋にドキドキしたい女性が増えてそうですね。
まとめ
シェアハウスを舞台にした映画はいくつもあるのですが、その中でもシェアハウスで暮らすことについて考えさせられたり、ともに生きるということの本当の意味を見つけられる映画を選んで紹介しました。
楽しいだけがシェアハウスではないけど、やっぱりいろいろあってもシェアハウスは素敵だって思える映画ばかりです。どの映画もシェアハウスで暮らす人にも、シェアハウスをこれから始める人にも、夢と希望と現実を見せてくれる映画です。
ぜひDVDや動画で探して見てください。1本の映画を見終えたとき、あなたはきっとシェアハウスをもっと好きになっていることでしょう。
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