実家を出て一人暮らしをしようと思ったけど、節約のために友達とルームシェアをする!という暮らし方を選ぶ人が増えています。ルームシェアの実情とは?また、ルームシェア成功の秘訣とは何かを徹底検証します。
1. お金に関することは最初にきちんと決めておく
ルームシェアで一番深刻な問題に発展するのがお金のこと。相手が家賃を払ってくれないとか、自分のほうが多く食費を払っているとか。そういったトラブルを避けるために、どのように費用を分担するか最初の時点で話し合いをしましょう。
また、賃料や光熱費は必ず帳簿付けをして記録に残しておくことです。仲の良い友達であれば特に、お金のことはウヤムヤになってしまいがちです。最初の頃は「いいよ、今月は私が出すから」なんて譲歩していたものの、翌月もまた同じようなことが起こり……。そんなトラブルは珍しいことではありません。
そして印鑑や通帳、カード類は鍵のかかる場所へ保管しましょう。自分の貴重品は責任を持って管理しなければいけません。親しい間柄の人と住んでいると、貴重品の管理が杜撰になりがちです。盗難が起こることは滅多にないとは思いますが、大切なものが紛失した時に、相手を疑ってしまうことは避けたいところです。
2. 言うことは言う。言わないことは言わない。
ルームシェアのトラブルで2番目に多いのが、人間関係のトラブル。育ちの違う人間同士が一つ屋根の下で暮らすわけですから、価値観の相違があるのは当たり前です。
さて、上手にルームシェアをするコツは、そういった価値観のぶつかり合いが起こった際に、いかに冷静な対応ができるかです。
まず、自分の譲れない条件はシンプルに相手に伝えておくことが大切です。例えば、夜12時には寝たいからデッキで音楽を流すのはやめてほしいとか。洗濯物は分けて洗いたいとか。こういったことは、なるべく初期の段階で相手に伝えましょう。
そして、自分が主張することも大切ですが相手の要望を聞くことも大切です。自分と価値観が違うからと言って、その人のことを否定するのはやめましょう。言いたいことをグっと我慢することが必要な場面も出てくるはずです。しかし、違う成育歴や常識を持った人と暮らす経験は、自分にとって人生勉強にもなります。
3. 家事はほどよく分担する
ある程度の分担は必要ですが、「○曜日はAさん、△曜日はBさん」と固定するのではなく、「週に半分ずつ担当すること」と臨機応変な対応ができるように、大まかに決めておくことをおすすめします。
また、大まかに決めるということは、相手への思いやり・配慮が不可欠になってきます。一緒に暮らしている人が風邪をひいたら、自分が家事をしてあげようという気持ちです。お互いが気持ちよく暮らせるように、信頼関係を築くことが重要です。
4. 家に人を呼びすぎない
共通の友人ならまだしも、彼氏や自分だけ面識のある学生時代の同級生を部屋に呼ぶと、相手は気を遣って部屋を出ていくことになります。1度や2度ならまだしも、週に何回も彼氏が訪れていては、相手だって居心地が悪いに違いありません。
学生寮とは違い「関係者以外立ち入り禁止」といった決まりを掲げることはできませんが、一緒に暮らすパートナーの気持ちを考えると、部屋に人を呼ぶ機会は極力減らしたほうが賢明でしょう。
5. 自立している人と一緒に暮らす
これはルームシェアを始める前の段階でしっかりと見極めることが重要になってきます。相手はきちんと仕事をしていて、生計を立てられる人なのか?責任を持って自分のことをできる大人であるのか?
ルームシェアをしたいと希望する人の中には、「自分で家事をするのがめんどくさいから」なんて理由で同居者を探している人もいるんですよ。それでは一緒に住むあなたが「お母さん」になってしまいます!
また、反対に自分自身がしっかりと自立することも大切です。お金のことや、身の回りのことは自分で責任を持って行うのが基本です。相手との信頼関係にも関わるポイントでしょう。
6. 週に1度はゆっくりと話し合える時間をもつ
一緒に暮らす人との関係性はルームシェアを成功させる上で重要です。そのためには、きちんとコミニュケーションを取って相手を知ることが必要になります。
週に1度は二人で食事をする時間を設けると良いかもしれません。食事をしながら、普段気になっていることや、改めて決め直したいルールなどをライトに話し合いましょう。(あくまでライトに、が大切)
また、カフェでお茶をしたりレストランでランチをしたり、住んでいる部屋以外で顔を合わせることにより、普段とは違う気分で有意義な話し合いができるかもしれません。
まとめ
利点の多いルームシェア。しかし、楽しいシェア生活を続けていくためにはお互いがきちんと相手に配慮することも必要です。親しい友人と生活をする人、全く知らない人と一緒に暮らそうとする人など、ルームシェアの事情は人それぞれ異なります。問題が起こる前、そして問題が発覚した時にはお互いに意見を言い合うことができるように、対等な関係作りを心掛けましょう。
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