最近話題のシェアハウスですが、話題だけが先行してしまい、その実態を知らないという人は多いのではないでしょうか。単純に「楽しそう」とか「出会いがありそう」そんなイメージだけを持ってシェアハウスに入居すると、シェアハウスの現実に驚くことになるかもしれません。
それがポジティブな驚きならいいのですが、ほとんどの場合はネガティブな驚きで、「想像していたのと違う」シェアハウスライフを送ることになります。
そんなイメージとのギャップを埋めるために、ここでは入居前に知っておきたい、シェアハウスのメリットとデメリットについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
シェアハウスのメリット
まず初めに、シェアハウスで暮らすメリットについて紹介しましょう。
生活費を抑えられる
シェアハウスの家賃には光熱費やインターネット回線料金などが含まれています。仮にシェアハウスの家賃が5万円だったとしても、同じ5万円のアパートを借りるよりも1〜2万円生活費を抑えることが出来ます。
家賃そのものも周辺のアパートよりも低く設定されていることがほとんどですので、都心などの便利な場所に安く住むことができるというのはシェアハウス最大のメリットになります。
カバンひとつで入居できる
シェアハウスは家具や家電が最初から揃っています。パソコンやタブレットなどは自分のものを使うことになりますが、それでも旅行に行くような簡単な荷物で生活を始められるのが、シェアハウスのメリットになります。
荷物が少ないということは、シェアハウスから出て行くことも簡単です。引越し業者を呼ぶ必要もありません。その気軽さを利用して、旅するようにカバンひとつでシェアハウスを渡り歩いている人もいます。
人との出会いがある
シェアハウスの「出会い」を期待している人、多いのではないでしょうか。男女の出会いだけでなく、同性同士でもこれから新しいことをしていこうとするときに、力になってくれる人との出会いがシェアハウスにはあります。
シェアハウスに集まってくる人たちは、いい意味で変わった人が多く発想も豊かです。常識にとらわれない考え方から多くの刺激を受けることになります。そんな出会いがあるのがシェアハウスの魅力のひとつになります。
毎日が楽しくなる
シェアハウスで暮らす人たちとの関係は基本的にフラットです。お互いに利害関係にないため、共同生活を続けていくと、本音で話ができる仲間になっていきます。社会人であれば仕事を終えて帰ってきたら、いつも愚痴を聞いてくれる誰かがいます。
クリスマスやハロウィンなどはを一人寂しく過ごすようなことはなくなります。シェアハウスによっては毎日がパーティーみたいに賑やかになります。一人暮らしでは絶対に味わうことのできない時間をシェアハウスなら過ごすことが出来ます。
シェアハウスのデメリット
もちろんシェアハウスはいいことばかりではありません。きちんとデメリットも把握しておきましょう。
人間関係がうまくいかないと地獄
シェアハウスにはいろいろな人たちが集まります。その中でも中心的な人物が必ずいて、その人と性格が合わないようなときや、隣室のシェアメイトとケンカをしたようなとき、せっかくのシェアハウスなのに、共同スペースに居づらくなって部屋にこもってしまうことになります。
女性専用のシェアハウスなどはそこから陰湿ないじめにつながるようなこともあります。退去が簡単とはいえ、様々な理由でそのシェアハウスに留まるしかないような場合、そこはもう地獄のようなものでしかありません。
シェアメイトに気を使わなくてはいけない
共同生活ですので、何もかも好き勝手にするわけには行きません。下着姿で共同スペースに出ることもできませんし、目覚ましの音なども気をつけなくてはいけません。四六時中誰かに迷惑をかけていないか気にするぐらいの気持ちがシェアハウスには必要です。
お風呂もトイレも短時間で済ます習慣を身につけて、お互いが気持ちよく暮らすための努力が必要になるのがシェアメイトのデメリットのひとつになります。
自分だけの時間を作りにくい
仕事の失敗などで落ち込んで自分一人になりたいときありますよね。そんなときでもシェアメイトはどんどん遊びに誘ってきますし、部屋を出ると必ず誰かに合うことになります。シェアハウスはゆっくりと自分と向き合う時間を確保しにくいというデメリットがあります。
もちろんそれをポジティブに考えられるとなんの問題もないのですが、一人の時間を大切にしたい人にとって、いつも賑やかなシェアハウスの雰囲気を苦痛に感じることもあります。
夜中でも騒がしくなることがある
シェアハウスでは突然にパーティーのような状態が発生し、気がつけば大宴会になっていることがあります。自分がその輪の中にいるときはいいのですが、翌朝早くてその輪に加わらないようなとき、夜遅くまで騒がれるとイライラが溜まっていきます。
夜は静かに眠りたいという人にとって、シェアハウスの夜はあまりよい環境とはいえません。睡眠は毎日の生活において重要な時間ですので、どこでもすぐに眠れるタイプでない場合は、シェアハウスでの暮らしに適応できないこともありますので注意してください。
まとめ
シェアハウスにはたくさんのメリットがありますが、それと同じだけのデメリットがあります。シェアハウスは誰にでも向いているわけではありませんので、メリットよりもデメリットを受け入れることができるかをよく考えたうえで、入居するようにしてください。
ただし、デメリットも慣れでなんとかなることも多く、自分の意外な一面に気がついたという人もいますので、デメリットは「そういうこともある」ぐらいに考えて、まずは思い切ってシェアハウスの世界に飛び込んでみるといいかもしれません。
それでも不安だという人は、シェアハウス選びをするときに不安な点を管理人さんに相談して、少しでも不安を解消してからシェアハウス生活を始めましょう。
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