日本は地震大国と呼ばれています。その日本に住んでいて、地震に対して備えている人がどれぐらいの割合でいるのでしょうか。東日本大震災が起きて、多くの人がテレビを通して信じられないような光景を目にしました。その事によって、確実に私たちの防災意識は高まりました。しかし、まだまだ十分とはいえません。いざという時の為に、防災グッズを家に置いているという人の割合は低すぎるのが現状です。
一人で暮らすという事は、誰も頼れないという事を意味します。いざという時の為の備えは自分で準備しておかなければならないのです。準備といっても特別難しいことはありません。平常時にちょっとした準備をしておくだけでいいのです。
今回は、いざという時の為に自分の身を守れるように、準備しておきたい防災グッズを紹介します。
水
これだけは、絶対に買い置きしておくべきです。いざという時に、水道水が使える保障はありません。水は様々な場面で使用する事が考えられます。実際、私たちは1日に自分で考えているよりも多くの水を使用しているのです。
成人男性が1日に必要とする水は2.5~3リットル程度と言われています。飲むだけの水で1日にこれだけの水が必要になります。当然、水が必要になってくる場面は飲み水以外でもあります。例えば、地震が起こった時に怪我をしたらどうでしょう。打ち身を冷やす為に水につけたタオルを巻くことも考えられます。また、傷口を水で洗う事も考えられます。
日本は災害時にも、ライフラインの復旧や支援物資が届くまでの日数が短い事は過去の災害時を見ても分かりますが、だからといって準備が不要なわけではありません。
では、どれぐらいの水を準備しておけばいいのでしょうか?様々な意見がありますが、1日に3リットルの水を使うと考えて2リットルのペットボトルの水が6本あれば4日分の水が手元にある事になります。
4日分の水があれば、その間にライフラインが回復したり支援物資の到着が考えられるので2リットルを6本ぐらいが場所的にもちょうどいいのではないでしょうか。
非常食
一人暮らしを始めると、インスタント系の食料を買い置きする事が増えます。インスタント食品の多くは賞味期限が長いので、非常食として役に立つと考える人が多いのですが、多くのインスタント食品はレンジが必要だったり、お湯が必要だったりします。
レンジは電気がなければ使えません。お湯を沸かすには、電気やガスが必要となってきます。その為、インスタント食品の多くは保存食としては当てになりません。
では、保存食にはどのような物があるのでしょう。
代表的なのが乾パンです。乾パンは名前のとおり乾いたパンです。硬くて食べにくいという人も多いのですが、噛むという行為は満腹感を手に入れるには必要な事なのです。いざという時に本当に必要なのは、味ではなくて空腹を満たす事です。
その他にも、缶詰、フリーズドライなどの非常食があります。
ライト
ムサシ RITEX 懐中電灯付LEDセンサースリム ASL-030
実家で暮らしている時は、家で懐中電灯を見かけた事がある人は多いと思います。しかし、一人暮らしをしている人の中で懐中電灯を持っている人は少ないようです。
実家に懐中電灯がある理由の多くは、過去に停電などによって明かりがなくて困った事があるからという理由が多いのではないでしょうか。経験してみると、明かりがない状態というものは想像以上に不便なものです。
大きな地震が起こった時は停電になる事が多いので、停電になって困る前に懐中電灯などのライトを用意しておく必要があります。
救急セット
地震が起こった時には、怪我をする可能性が高くなります。そういった時に役立つのが救急セットです。ちょっとした救急セットでも、あるのとないのとでは大きな違いがあります。
そんなに高価でもない上、いざという時に自分の身を守ってくれる物なのですから、持っておいて損はありません。一人暮らしだからこそ、置いておきたい。そんな物の1つです。
避難所へ持っていくべきもの
大きな地震がきたならば、避難所での生活が続く事になるかもしれません。そんな時に避難所へと持ち込んでおきたい物を紹介します。
着替え
(ヘインズ)Hanes 3P レッドパック クルーネックTシャツ H2135TN-010 010 ホワイト L
あまり多過ぎても荷物になるので、着替えは服を少なく、下着を多めにしましょう。
日用品
タオルはもちろん、ウェットティッシュもあると便利です。
寝袋
丸洗いOK White Seek 寝袋 シュラフ マミー型 耐寒温度 -15℃ コンパクト収納 オールシーズン(ブラック)
寝袋の保温効果はあなどれません。冬の寒さはとても厳しいので寝袋があれば、眠りやすくなります。震災時には不安で眠れない人も多くいたそうです。また、眠れても眠りが浅く体力的にも精神的にも厳しかったという人もいます。そのような時に寝袋があれば寒さから体を守ってくれます。
また、荷物がかさばりますが避難所で過ごす時間が長期間に及ぶ事が予想される場合は、毛布も持っていきたいところです。寝袋と毛布があれば、とりあえずの防寒対策としてはバッチリです。
ラジオ
OHM AudioComm AM/FMポケットラジオ ホワイト RAD-F127N-W
震災時に、情報が入ってこないというのは不安を大きくしてしまいます。どの規模の被害状況なのか?どのような対応がなされているのか?救援物資などはどうなっているのか?そのような情報はラジオを持っていれば、最新のものを入手できます。知ることによって安心できる事も多くあるのです。その情報源としてラジオはとても役に立ちます。
大切な貴重品の管理は事前から行っておく
いざという時の為にも貴重品の管理は、日頃から準備しておきたいところです。まずは、自分が持っている貴重品には何があるのかを知る事から始めます。
保険証に免許証、パスポートなどの身分証明書。クレジットカードや銀行などのカードといったカード類。そして、現金などがあると思います。
一人暮らしの大学生で車を持っていない人などは、普段は車に乗らないので免許証は家に置いているという人も少なくないと思います。その免許証はすぐに取り出せる場所に保管していますか?もしも違うならば、保管場所を考え直さなければいけません。これは、他の貴重品に関しても同じです。
いざという時の為にも、すぐに持って逃げられるように保管しておく必要があります。
貴重品入れを作り、そこに入れて保管する方法が便利です。
過去の災害時に被災地で実際に役に立ったと言われているアイテム
養生テープ
ダイヤテックス パイオランクロス 養生用テープ 緑 25mm×25M Y-09-GR
養生テープは粘着力が、ガムテープよりも弱いので剥がしやすいのが特徴です。油性のマジックがあれば、文字も書けるのでメモ代わりにして目立つ場所に張っておけば、ちょっとした連絡代わりにもなりますし、マーキングの代わりにもなります。
また、地震によってヒビ割れた窓ガラスなどに、バッテンの形で張るとガラスの飛散防止にもなります。
ラップ
震災時には使える資源に限りがあります。例えば、水などがその代表です。水が不足している時には、食器を洗う事は諦めなければいけませんが、もしもラップがあればお皿にラップを巻くだけで洗う必要がなくなります。
ダンボール
避難場所の床などが固かったり、冷たいときにはダンボールをお尻にしく事によって、固さによる痛みも冷えの防止にもなります。
使い捨てのマスク
避難場所では、病気の感染なども心配されます。その予防の為にもマスクは持っておくと便利です。
また、避難場所には多くの人が集まり集団での生活になります。人が集まるという事は、様々な事が予想されます。その中には赤ちゃんもいるかもしれません。赤ちゃんのオムツ交換の際には臭いが気になったという人もいるので、臭い対策としてもマスクは便利です。
ビニール袋
実際に避難場所での生活をしている人の多くが役に立ったと声を揃えるのがビニール袋です。物を小分けにしたり、ゴミを入れたり、臭いがきつくなったものを入れたりと、様々な使い方ができるので、多くの場面で役に立ったそうです。
最後に
日本には、いつか必ず来ると予測されている大きな地震がいくつかあります。そのような警笛を鳴らされても、今すぐ来るわけでもないのでなかなか自分の事として受け止められません。しかし、いざという時に自分を守れるのは自分しかいないのです。実家で暮らしていれば、家族で助け合い、支え合う事も可能です。しかし、一人暮らしの場合はそういうわけにはいきません。一人暮らしだからこそ、確実に準備しておく必要があるのです。
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