部屋選びのコツ、何が正解?失敗しない賃貸の選び方

初めての部屋選びでは、最初は日当たりが良くて気に入ったのに、結果的に失敗した経験とか、家賃、そして駅からの距離をもっと考えておけばなど、あとから不満が出てくるものです。周辺環境、間取りも、使いやすい部屋というのは一定のルールがあるんです。あまり知られていない、部屋選びのコツを紹介します。

何から選ぶの?

普通に考えると「駅から近くて….」と、利便性にばかり目が行きがちです。しかし、駅前から近い物件は通勤や通学には便利ですが、生活環境としてはまるでダメなことが多いのです。そのデメリットは次のようになります。

  • 夜中まで周辺の騒音がうるさい(隣人も含めて)
  • 家賃が間取りのわりに高すぎる
  • 2階以上の物件しか見つからない

騒音は深夜に一番わかります。自分の通勤時間が遅いのなら大丈夫だ、というのは違います。それは休日でも同じです。特に街宣車、人の話し声、窓を開けては落ち着かないことが多いです。

家賃は、駅から10分くらいの物件に比べ、明らかに3割以上、場合によっては4割近く高くなります。やはり土地代と防犯設備を含めた管理費がかかっているからです。

基本的に防犯上の理由で、1階に部屋がある物件はお勧めできませんが、そもそも2階以上では荷物をもっての階段では辛すぎます。だからと言ってエレベーターがあれば便利といっても、それはエレベーターが最上階にいないときくらいでしょう。待たされる時間に納得がいくかどうかですね。

まず物件選びの基本は、周辺環境で選んでいくということです。趣味がドライブなら、ガレージ付きとか、休日にホームセンターへ寄るなら近くに合ったほうが楽しいです。駅に行くのは、通勤、通学と休日で出かけるだけというのなら、駅にすぐ近い必要はありません。

周辺環境から家賃と間取りを見ていく

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住宅は賃貸でも戸建てでも、住宅街で選ぶものです。実は最も生活環境が整っているのは、ごく普通の住宅街です。駅前は確かに食料品店や雑貨店が充実していますが、先にあげたデメリットが多いです。

住みやすさはコンビニエンスの有無、スーパーなど食料品店が自転車で行けるほどの範囲で決めます。公共施設は多ければ多いだけ重宝します。しかし時々しか行かない市役所や税務署が近くに合っても意味ないでしょう。

次に、なるべく通りに面した物件あら必ず2階、1階の物件は奥まった住宅の中にあるようなところ以外は選択してはいけません。これは防犯上の理由で、通行人に部屋の様子が見えるのは危険だからです。泥棒は通行人のふりをして、常に1階の窓辺を見ています。

間取りは、トイレと風呂付はもちろんですが、どんな場合でもエアコン付きで、ガスコンロが設置できる物件に限ります。そのため、キッチン部分とリビングがワンルームでもドアなどがあることです。

一人暮らしの場合、特にキッチンで食事をしませんから、冷暖房を効かせる部屋は分離しておいたほうが良いのです。借りた部屋全部に冷暖房はいりません。

備え付けの器具は、故障や修理は必ず自費になるケースが多いです。自分で設置したほうが、高機能で最新のものが使えます。ただしエアコンは、取り付け工事で賃貸では問題になるので、既についていた方がコストも手間も安いです。

駅から5分の意味

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物件探しで、必ず目にするこの「駅から~分」というフレーズですが、実際どれくらいの距離か知っていますか?これは、1分約80メートルという直線距離を止まらずに歩いた距離になります。ここで勘違いするのは、これは歩行のことであって、バスや自転車を使った時間ではないということです。

仮に駅から5分以内でも、駅から10分の郊外からくるバスが、歩いている自分を追い越すことはよくあります。しかし、この距離を公共交通を使うのはもったいないと自転車を使えば、やはり距離とコストはあまり見合いません。通勤や通学だけに使う自転車を購入するのは、ちょっともったいない気がしますね。

家賃は月収の3分の1以内

例えば手取り24万円なら、7万円、19万円なら、5~6万円以内が目安です。生活費は、食費、消耗品も含めて10万円くらいを計上するイメージです。これで完全に自由なお金が、少なくとも3万~4万くらいは毎月確保できます。仮に手取り30万だとしても、生活費はあまり増えませんから、家賃を増やして、条件を引き上げればよいのです。

食費を切り詰めればよいというのは、最後は部屋を出て行かなければならい程、必ず困窮するので、絶対してはいけません。

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