一人暮らしでも車が欲しい!1年間の維持費を計算してみた

都会の生活では車を持たなくてもそれほど不便なく生活することが可能ですが、少し郊外や交通の便の悪い地方で暮らす場合は車がないと移動に制限がかかってしまいます。遊びに出かけても終電を気にして帰らなくてはいけなくなりますし、思いついたときにすぐ移動ということもできなくなります。

一人暮らしを快適にしようと思ったときに、車を持てるかどうかでライフスタイルの幅が大きく変わっててきます。そんな車のある生活をしたいけど、維持費がどれぐらい掛かるのか不安ですよね。一人暮らしにぴったりな軽自動車とコンパクトカーを代表するフィットを1年間維持するのに必要な車の費用を計算しましたので紹介します。

車検費用

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車を維持するためには2年に1回車検が必要になります。車検をしていない車は公道を走れないことを覚えておきましょう。ただしこの車検の費用はピンからキリまであるため、車検に何を望むかで金額が変わってきます。完璧なメンテナンスと部品交換を依頼すると中古の軽自動車が買えてしまうような金額になることも珍しくありません。

車検費用は車検基本料と法定費用に分けられます。法定費用は、自陪責保険料・重量税・印紙代に分けられこれらはどこで車検を受けても同じ金額が必要になります。車検費用に差がでるのは車検基本料で、24ヶ月点検整備・検査代・代行手数料などが含まれます。

フィットの場合

法定費用:45,940円
・重量税:16,400円
・自賠責保険料(24か月分):27,840円
・印紙代:1,700円
車検基本料
・ディーラー:40,000円
・車検専門店、民間整備工場:55,000円〜

フィットの車検費用は最低100,000円になり、車検は2年に1度なので1年間計算で50,000円必要になります。

軽自動車の場合

法定費用:34,470円
・重量税:6,600円
・自賠責保険料(24か月分):26,370円
・印紙代:1,400円
車検基本料
・ディーラー:40,000円
・車検専門店、民間整備工場:25,000円〜

軽自動車の車検費用は最低60,000円になり、フィットと同じく1年計算で30,000円必要になります。

自動車税、軽自動車税

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自動車税は毎年4月1日の自動車所有者に課税がなされる税金です。税額は車種や排気量で変わってきます。自動車税は都道府県税になり、軽自動車税は市町村税です。いずれにしても年度初めに送られてくる納税通知書は車を維持している人にとって小さくない出費になります。

この自動車税は自治体によってはクレジットカードでの納付も可能になっているため、会社員であれば6月の賞与時期での支払いが可能になります。

自動車税(フィット):34,500円
軽自動車税:10,800円

自動車保険代

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重大な事故が発生した場合は自賠責保険では損害賠償を払いきれない事例が増えています。そのため自賠責保険だけではなく、任意の自動車保険に加入する必要があります。ときどき任意保険に入っていない運転手もいますが、車の運転をするのであれば絶対に加入してください。

フィット:80,000円(23歳、7等級、車両保険付)
軽自動車:45,000円(23歳、7等級、車両保険付)

自動車保険は加入者の年齢や等級、保証内容によって変わりるため、保険会社によっては上記の金額と大きく変わってくることがあります。特に年齢は自動車保険の金額に大きく影響を与えるため、若いうちはどうしても自動車保険代は高くなります。

ガソリン代

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年間走行距離とガソリン価格、そして自動車の燃費によっても変わってきます。年間走行距離は仮に5,000kmと想定し、ガソリン価格はレギュラーで120円とします。フィットの燃費は平均16km/Lで、軽自動車は車種によりますが22km/Lが最近の車種の平均になります。

フィット:120×5000÷16=37,500円
軽自動車:120×5000÷22=27,272円

通勤で自動車を利用する場合は年間の走行距離が1万kmを超えることが珍しくありません。この場合は単純に上記の計算の倍以上のガソリン代がかかります。ガソリンそのものの価格も常に変動しているため、走行距離とガソリン単価の影響を大きく受けます。

駐車場代

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車を維持するには駐車場が必要になります。駐車場代は相場がまちまちですが、ここでは5,000円と想定します。ただし都内で駐車場を借りようとすると3万円〜5万円と郊外でアパートを借りられるような駐車場代になります。

都心部で車を維持することが難しい最大の理由がこの駐車場代にあります。駐車場代が高すぎるために、車の購入を断念する人は少なくありません。逆に車が生活の必需品となる地方では駐車場付きの賃貸物件が多いため、駐車場代が無料になることもあります。

まとめ

フィット年間維持費:257,000円
軽自動車年間維持費:143,072円

駐車場代や加入する保険、走行距離などで維持費は変わってきますが、コンパクトカーを維持するために必要なのは25万円〜30万円、軽自動車を維持するために必要なのは14〜18万円と考えておけば大きくブレることはありません。

計算してみるとフィットと軽自動車では維持費がまったく変わってくることがわかります。限られた生活費の中でやりくりをして車を維持しようとする場合は、軽自動車を選ぶほうが賢い選択ということになります。

ローンで車を購入する場合は毎月のローン代の支払いも必要になります。一人暮らしの生活費の中でこの維持費とローン代を支払うことができるかどうかしっかり検討し、無理なく車のある生活を目指してください。

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